- 2012年3月24日 12:51 AM
- Colorz-O店長の日記
先週の日曜日にNHK杯囲碁トーナメントの決勝が行われました。
早碁としては歴史も権威もそれなりにある棋戦です。
全50名で戦われ、前年の優勝者と準優勝者がシード。
他にはタイトル保持者と女流棋士も4名の枠があります。
残りは純粋に前年度の獲得賞金額で埋まるので、
ここに出てくるだけでも名誉だと棋士の方々は口にします。
さて、
結果は、関西棋院の結城九段が優勝しましたが、
彼はここ4年間で3回目という強さです。
私がこの番組を観るようになって5年目ですが、
その時の優勝者が今回決勝で負けた羽根碁聖でした。
TV棋戦なので、お互いの表情を見ながらその真意を垣間見ることが出来ます。
勝負ももちろんですが、棋譜だけでは伝わらないその人間性が面白いです。
今回の解説は日本棋院理事長で名誉碁聖の大竹氏。
この方もこのトーナメントで5回の優勝を飾っている、
一時代を築いた大棋士の一人です。
もちろんその時代のことは全く知りません。が、その打ち回しは
”大竹美学”と言って、石の形が美しいことで有名だそうです。
以前彼の解説を見たときに、両対局者にかなり辛辣なことを言っていたので
正直その時は、「いやみなおじさんだな~」なんて思ってました。(^-^:)
ところが今回は両対局者、およびその一手一手に際して
「素晴らしい!」
「さすがの一手!」
などと、まるで子供のようにはしゃぐ場面も多々あり、
前回の時の印象とは別人のようでした。
あ~この人は「素晴らしい手には素直に感嘆し賞賛する方」なんだということに気づきました。
そういえば、以前の解説時はまだトーナメントの序盤で、
凡手があったり、失着があったりと、
大竹氏からすると、許し難い対局だったのでしょう。
今回も対局後に検討の時間がありましたが、
”囲碁好きなおやじさん”のように
若い対局者二人と楽しそうにしていたのが印象的でしたね~
今回もベスト8に元優勝者や元タイトル保持者が顔を揃え、
非常に白熱した戦いが続きました。
また、女性では初めて謝女流名人がベスト8に進出されたのは
「お見事!」の一言です。
(しかも前回の優勝者山田NHK杯を破ってのことです。)
その前に終わっていた将棋のNHK杯は羽生さんが10回目の優勝を飾り、
なんと40代の速さで名誉NHK杯となりました。これまた凄い!
次回は4月8日から第60回目のトーナメントが始まります。
もちろん若い棋士の方々にもどんどん頑張って欲しいもんです。(^-^)/oh!
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